8月23日放送、日本テレビ系「となりのトトロ」
1988年に公開されたジブリ映画「となりのトトロ」が今夜放送。
田舎に引っ越してきた小学生のサツキとメイは、子どもにしか見ることのできない不思議な生き物「トトロ」と遭遇する。 トトロは「死期の近い人間にしか見えない」という裏設定があるという都市伝説が残っている。
作中のサツキとメイは、ストーリー途中で死んでいるというもので、終盤で2人の影が描かれていないのが証拠だという。
トトロは死期の近い人間、もしくは死んだ人間にしか見ることができない「死神」であり、トトロを見たメイは行方不明、同じくトトロを見たサツキもあの世とこの世を結ぶ「猫バス」によって冥界へと連れて行かれてしまう。
本当にとなりのトトロのサツキとメイは死んでいるのか?
今回は、となりのトトロのサツキとメイは死んでいる都市伝説について、5ch情報をまとめてみた。
■目次
・となりのトトロとは・となりのトトロのサツキとメイは死んでいる?
・サツキとメイは死んでいない
となりのトトロとは
『となりのトトロ』は、1988年にスタジオジブリによって制作されたアニメ映画。
田舎の風景や心温まるストーリー、そして幻想的なキャラクター森に住む不思議な生き物“トトロ”や颯爽と走るネコバスにサツキとメイが出会う。
・あらすじ
物語の舞台は、1950年代の日本の田舎。大学教授である父親とともに、サツキとメイという姉妹が、病気療養中の母親の近くに住むために新しい家に引っ越してきます。そこは自然豊かな場所で、古びた家の周りには大きな木々や広い田畑が広がっている。
ある日、妹のメイは庭で遊んでいるうちに、不思議な生き物「トトロ」に出会う。
トトロは、大きくてふわふわした謎めいた森の精霊のような存在。メイはすぐにトトロと仲良くなり、やがて姉のサツキもトトロの存在を知ることになる。
トトロは、サツキとメイが困ったときに助けてくれる不思議な力を持っており、二人がバス停で父親の帰りを待っているとき、突然トトロが現れ、不思議な「ネコバス」に乗せてくれたり、風で飛ばされた種を成長させる手助けをしてくれた。
物語のクライマックスでは、母親の容態が急に悪くなったことを知り、不安に駆られたメイが家を飛び出して迷子になってしまう。サツキはトトロに助けを求め、トトロとネコバスの力を借りてメイを見つけ出せるのか。
公式サイト
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となりのトトロのサツキとメイは死んでいる?
影がないからサツキとメイは死んでいるとかいう都市伝説生まれたりしてるの含め好きよ#となりのトトロ #kinro #金曜ロードショー
— ユッキーさん (@jokiupmnhy) August 19, 2022
となりのトトロと検索すると「となりのトトロ サツキとメイは死んでいる」という不吉な検索サジェストが出現する。
その理由は「サツキとメイは実は死んでいる」という都市伝説がネット上で広まったことが原因。
なぜ、そのような都市伝説が広まってしまったのか?
まず映画の後半で、メイが迷子になるシーンがある。
この時、メイが実は溺れて亡くなってしまい、サツキがトトロに助けを求めた後に出会うメイは、既に霊的な存在だったという説がある。メイを探しているサツキがトトロに助けを求めた際、トトロが霊界へ通じる存在であり、サツキもまたメイを追って死んでしまう。
だから「ネコバスに乗車することができた」という説がある。
この説によると、ネコバスは霊界に繋がる乗り物で、サツキがメイを見つけた後、二人は霊界へ行ったという見方ができる。この都市伝説を支持する多くの人は、映画の後半でサツキとメイの影が消えているシーンを指摘している。だから、これを「二人がこの時点で既に死んでいる証拠だ」と考察された。
ラストシーンでは、サツキとメイが母親の病院に向かう途中で場面が切り替わり、母親が窓から二人を見るシーンがある。この時の母親は「今、サツキとメイが笑っている気がする」というセリフ。この言葉が「母親が霊的な存在となった二人を感じ取ったもの」だと解釈された。
以上の考察から「となりのトトロのサツキとメイは死んでいる」という裏設定があるという都市伝説がネット上で拡散されたことで検索サジェストが出現したと思われる。
となりのトトロにまつわる都市伝説を貼っておきますね(棒)
— 【うそっ!】ジブリの秘密って!? (@95atari) June 17, 2018
・ネコバスが病院に行く時、サツキとメイはすでに死んでる
・トトロは死神
・1960年代に起きた狭山事件がモデル
・お父さんはうつ病
・お母さんは末期の結核患者
・物語は、全てお父さんの妄想
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サツキとメイは死んでいない
今だにトトロは実は死神とか、サツキとメイは◯んでるとか言ってる人見るとイイーーンってなる。
— 松吉 (@MatkT) June 11, 2022
15年前の2007年に、ジブリから公式否定されてるよ。
影が無い描写も、作画上不要判断して略しただけだよ…。https://t.co/zzc53xz5OL pic.twitter.com/aHN0qe6Pcs
ジブリは公式サイトで2007年5月に「みなさん、ご心配なく。トトロが死神だとか、メイちゃんは死んでるという事実や設定は、『となりのトトロ』には全くありませんよ」と広報部が否定。2023年にも取材でスタジオジブリは、この都市伝説を明確に否定している。
その記事で宮崎監督は、この物語が死後の世界や霊的な存在を描いているわけではなく、シンプルに自然との共生や家族の絆を描いた作品であると説明している。また、影が消えるシーンについても、実際には影は消えたわけではなく、影がないのはそのシーンが夜だから。また制作上の演出的なものだと明言した。
この都市伝説は、5chの考察スレやネットのファンサイトの間で映画の深読みを楽しむ一つの形として広がったが、公式で完全否定したことで都市伝説の裏設定はデマ。
となりのトトロは、子どもたちが体験する不思議で温かい冒険を描いた物語であり、その魅力を都市伝説にとらわれることなく楽しむのが最も正しい鑑賞の仕方だと言える。
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