給与未払い洋菓子店


11月9日、給与未払いで全店舗閉店した洋菓子店が5chで話題になっている。




失踪したのは、近畿地方に18店舗もあった洋菓子店。
この洋菓子店に正社員として入社したはずの従業員は、雇用保険も入社当日に退社した事になっているため、最初から計画的に逃亡するつもりだったことがわかる。




今回は、給与未払い洋菓子店はどこか、5ch情報をまとめてみた。





■目次

洋菓子店の給与未払いとは
給与未払い洋菓子店はどこ?
給与未払い洋菓子店は計画閉店?


洋菓子店の給与未払いとは




記事内容

『消えた洋菓子店』の実態を元従業員が証言した。
正社員として3か月働いたAさん。去年10月から3か月間、ある洋菓子店で正社員として働いたが、その対価が支払われていない。



それは大阪市内に本店がある洋菓子店だ。
キューブ型スイーツを売りにし、関西を中心に18店舗展開していた。この店からAさんへの未払い金は約50万円に上るという。



中略

Aさんらによると、店の運営会社との連絡手段はSNSだけだったという。そのトーク履歴には他の従業員が社長らに対して給与の支払いを求める文面が残されている。  


【トーク履歴より】
『10月分の給与はきちんとお支払い頂けるのでしょうか。正直なところ、何度もお約束を破られ、引き延ばされ、もう耐えられません』しかし、その従業員らは発言の後、グループから削除されていた。



取材を進めていくと、この洋菓子店はコロナの影響が残る2021年に近畿一円に大量出店し、2022年末から2023年始めにかけてAさんのいた店舗を含む全ての店を閉鎖している





MBSニュース




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給与未払い洋菓子店はどこ?






5chによると、給与未払い洋菓子店は、スイーツショップ「アン・ガトー」。

un gateau(アン・ガトー)は、奈良店と三重店も閉店してるし.モザイクで放送された店舗の周辺がun gateauの立地にそっくりだったということから特定に至った。



店舗はまだそのまま残っているのが、夜逃げをしたわけではなく、計画的に倒産、従業員に給与を支払うことを拒否していると思われる。



賃金について支払いが怠っている状況から、国の未払賃金立替払制度を利用できるかもしれない。そうなると、賃金支払いはこの洋菓子店に積極的に求めないという体になるが、労働基準監督官に事件として扱ってもらう方法もある。 さらに、民事事件として裁判所の制度を利用する方法もあるが、現状では個人の問題でしかない。






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給与未払い洋菓子店は計画閉店?






給与未払い洋菓子店が経営難で閉店となったのであれば、給与債権の時効は2年(労基法115条)しかないので、請求の日からさかのぼって計算するから、早くに行動を起こすしか方法がない。




もちろん請求自体は何年でもさかのぼってできるが、支払う側が完全に存在しなくなってしまう可能性もある。 方法は、「給与の支払いを求める期間と各月毎の金額と合計金額、支払期日、支払い方法」を正確に記入して内容証明郵便で行い、指定期日までに支払いがなければ、明白な労基法違反だから、労基署に「労基法違反の申告」(労基法104条)をし、会社への指導を求めることができる。




ちなみに、労基署には支払いを命令する権限はない。

臨検や尋問、出頭命令等の権限を背景とする「間接的強制」指導になり、この段階でなお支払いがなければ、地裁へ「未払い給与支払い請求訴訟」か、簡易裁判所に「支払督促」を申し立てることになる。




なお、この司法手続きは、内容証明による請求行為から6ヶ月にしなければならない。
裁判で勝って「仮執行」を付けられれば、会社の資産(不動産又は賃料)を差し押さえして、そこから返済を受けていくことができる。



報道されている内容が事実なら、かなり悪質な経営体制なので、完全に消えてしまう前に早く行動を起こすしか方法がない。








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