甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人


9月27日放送、フジテレビ系「世界の何だコレ!?ミステリー」3時間SP






甲府信金ol誘拐殺人事件の真相について特集。
甲府信金でOLだった内田有紀さんを身代金目的で誘拐、〇害した宮川豊は、司法に照らし合わせると、営利誘拐なので死刑と決まっていたのだが、無期懲役の判決となった。




誘拐は、初犯でも刑罰が重く、拉致や拘束などをして、身代金要求を要求した時点で、暴力などしていなくても無期懲役になる。 また、誘拐された人が自力で脱出した場合でも、誘拐した罪はかなり重い。 結果的に人を死なせた場合は、被害者が一人であっても死刑は免れることはできない。





今回は、甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊の現在について、5ch情報をまとめてみた。


■目次

甲府信金ol誘拐殺人事件とは
甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊が犯行をまねた「天国と地獄」
甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊の現在


甲府信金ol誘拐殺人事件とは






甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人


甲府信金OL誘拐殺人事件は1993年8月10日に山梨県甲府市で発生した身代金目的誘拐殺人事件。



宮川豊(当時38歳)が身代金を得る目的で、甲府信用金庫の女性職員・内田有紀(当時19歳)を誘拐した上で殺害し、死体を富士川に遺棄した。 Mは刑事裁判で死刑を求刑されたが、第一審(甲府地裁)・控訴審(東京高裁)とも無期懲役の判決を言い渡され、1996年(平成8年)に無期懲役が確定している。




内田有紀(当時19歳)は、甲府市にある甲府信用金庫の支店に勤務する新人OLであった。
事件当日の窓口業務が終了する時間になった時、本店を経由して地元マスメディアを名乗る男(宮川豊)から内田有紀を指名して取材依頼がくる。




これに対し、内田有紀と彼女の上司は応諾し、内田有紀は勤務時間終了後、電話の男が差し向けたタクシーで待ち合わせ場所の小瀬スポーツ公園に向かったが、それを最後に行方不明となる。



翌日、内田有紀の父親が帰宅していないことを支店に問い合わせた時、身代金を要求する1本の電話が入ったことから誘拐が発覚。支店側はすぐさま山梨県警に通報、山梨県警は犯人を刺激しないよう非公開としつつ、その後もかかってくる犯人からの電話に逆探知で犯人の居場所を特定しようとする。



犯人は映画「天国と地獄」の手法で中央自動車道の104キロポストから身代金4,500万円を投下するよう指示するも身代金奪取に失敗。




しかし、山梨県警は身代金受取場所に遅れるなどのミスを犯したほか、犯人も1 km離れた105キロポストで待機するミスを犯していた。その後、犯人からの連絡は途絶え、誘拐されてから1週間後の8月17日、静岡県富士宮市の富士川でAの遺体が発見された。後の捜査で、内田有紀は誘拐された同日中に殺害され、富士川上流の笛吹川から流されていたことが判明している。



参照wiki



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甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊が犯行をまねた「天国と地獄」





甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊が犯行をまねた「天国と地獄」とは、黒澤明監督の映画で、犯人の男が身代金3000万円を電車の窓から投げるシーンが当時話題となった。



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この作品は、映画内時間と、観ている時間がリアルタイムで進行するシーンを本物の路線を借り切って列車内で撮影した。



複数のカメラが狭い通路を俳優を追いかけながら撮影し、最後には列車の小さな窓から、川原に立っている犯人と子供までとらえる、という今ならCG合成だろうと思える一連のシーンを、全て実際に走行している電車で撮影した。




映画「天国と地獄」で身代金を投げたのは、東海道本線の特急「第2こだま」の7cmまで開く洗面所の窓から。なお当時のこだま号は在来線特急であったが、後に東海道新幹線の列車愛称として使われる事になった。



映画公開当時、新幹線は開業していないにもかかわらず、「劇中で使われた列車は新幹線」だと間違えている人もいるが、当時は窓が開けられる特急列車だったので、実際にこの手法が可能だった。





この映画は実話ではないが、公開された3月以降、吉展ちゃん誘拐殺人事件など都内を中心に映画を真似た誘拐事件が多発した。 そのことは国会でも問題として取り上げられ、1964年の刑法一部改正(「身代金目的の略取(無期または3年以上の懲役)」を追加)のきっかけになった。 ちなみに映画の原作は、エド・マクベインの小説『キングの身代金』(1959年公開)で、もちろんフィクション。




甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊は、この映画を見て犯行に及んだというが、そもそもフィクションであり、成功するはずがない身代金の受け取り方だったので、当然のように失敗。最後は逃げられないと自首することで事件が解決する流れとなった。







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甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊の現在



甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人




甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊は、1996年に無期懲役が確定しているので、模範囚であれば2026年に仮出所が認められる可能性はある。




日本の場合、身代金目的の誘拐殺人事件は、ほとんどが死刑判決となっている。

雅樹ちゃん事件、吉展ちゃん事件、正寿ちゃん事件、デザイナー誘拐殺人事件、名古屋女子大生誘拐殺人事件など、被害者がなくなった誘拐事件の犯人はすべて死刑となっている。




では、甲府信金ol誘拐殺人事件の犯人・宮川豊はなぜ死刑にならなかったのか?




宮川豊は、結果としては自首として扱われているが、本来であれば捜査機関に犯人が特定される前、または犯罪が発覚する前に申し出る必要がある。



「自首」は刑法上の用語では、「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に」自首することをいい、「その刑を減軽することができる」。罪が発覚した後では「自首」にならず、「自首減軽」の対象にはならない。




しかし、宮川豊は死刑にならず、無期懲役となった。
この事件は当時のメディアも大々的に報道されており、注目されていた事件。なので、自首の制度趣旨が「自ら罪を告げる事に反省」という情状面と社会秩序維持という効果を期待して減刑を認めたのかもしれない。




被告人の権利というより、訴訟手続きの円滑な運用への寄与(刑事政策的な理由)に重きをおいた側面がある。なので、刑事政策的に犯罪の早期解決や被害拡大防止を狙った規定とする事に至ったと推測される。



いずれにしても、無期懲役の囚人が最短の30年で仮出所が認められる可能性は0.3%とかなり低いので、宮川豊が生きているうちに出所できるかはかなり難しいと思われる。












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