9月15日放送、日本テレビ系「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」
シリーズ屈指の人気作「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」が今夜放送。
この天国へのカウントダウンは、名探偵コナン劇場版の中ではファンの間で最も評価の高い作品。敵である黒の組織が絡んでいて、次々と困難な状況下に追い込まれる、まさに手に汗握る展開の面白さにある。
しかし、この天国へのカウントダウンには不可解な点が多く、犯人である如月峰水の犯行の動機は、常盤美緒が建設したツインタワービルのせいで、富士山が綺麗に見えなくなったことによる恨みなど、5chでは、犯行動機や内容がひどいという意見もあった。
今回は、天国へのカウントダウンには不可解なシーン、灰原の計算など5ch情報をまとめてみた。
■目次
・天国へのカウントダウンとは・天国へのカウントダウン灰原の計算とは
・天国へのカウントダウン蘭10年後 写真はなぜ公開しなかったのか
天国へのカウントダウンとは
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(めいたんていコナン てんごくへのカウントダウン)は、2001年4月21日に公開された劇場版『名探偵コナン』シリーズの第5作目。
キャッチコピーは「脱出不可能!危険な罠の時間を止めろ!!」
・あらすじ
コナンたち少年探偵団は、完成間近の日本一高いツインタワービルを見学することに。最上階ではオープニングパーティーに向けた準備の真っ最中。そこでコナンは、ビルの前で黒ずくめの組織ジンの愛車を目撃する。
その翌日、ツインタワービルで殺人事件が起こる。
一方、阿笠博士は夜中に灰原が何者かと電話をしていることに気づく。背後に見え隠れする黒ずくめの組織の暗躍…。そして、灰原の電話の相手とは…!?
公式サイト
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天国へのカウントダウン灰原の計算とは
「劇場版名探偵コナン 天国へのカウントダウン」のクライマックスで、隣のビルへ飛び移るために必要な時間を求める計算を灰原がするラストシーンがある。
この灰原が計算するシーンは、緊迫感があるシーンで脱出が間に合うのか?緊張感が高まるシーンなのだが、灰原の計算された数字に違和感を感じている人が多い。
作中での灰原のセリフは「ビルの間を50m跳び移ると言う事になれば、60mって所ね。地球上の物体は、空間では水平方向に同じ速度で進むけど、下向きには、重力によって、決まった割合で速度を上げながら落下していく。だから、ビルの高低差は20m。」
「20mを落下する時間を求める式は 『t=ルートg分の2s』」
「 tは求める時間gは、重力加速度9.80665m/secの2乗。sは落下距離20M この数字を式に当てはめると 2.02秒。つまり、20M落下するのに約2秒。2秒で60M進まなくてはいけない」
ここで登場する計算式は、機械関係の設計をやっているという、こだま兼嗣監督の弟さんに協力してもらったそう。さらに青山剛昌先生のお兄さんも科学者なので、計算式の確認をしてくれたそうですよ。#名探偵コナン #天国へのカウントダウン #金曜ロードショー pic.twitter.com/620grQa6ho
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) April 23, 2021
つまり、灰原は「飛び移ることはまず不可能」ということを計算して説明した。
そこに空気抵抗等のマイナス要素が加われば、「なおさら不可能」になる。
それをひっくり返すためにコナンが提案したのが、ビルの爆風を利用するという方法。灰原が求めた計算によると、時速108キロでビルから飛び出す必要があり、ビル内は狭く加速距離が足りない。 そこで、爆風と同時に飛び出すというコナンの提案に乗ることになった。
それでは、計算はあっているのか?というとそれでも脱出は不可能。
なぜ脱出が不可能か?と言うと、爆風と同時に飛び出すのは現実世界では無理だから。
まとめると、灰原の計算がおかしいのではなく、計算が合っていたとしても、現実では絶対に実現不可能な脱出方法なので、違和感を感じている人が多いようだ。
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天国へのカウントダウン蘭10年後 写真はなぜ公開しなかったのか
「劇場版名探偵コナン 天国へのカウントダウン」で、10年後の顔写真を撮るというシーンがある。
このシーンでは、博士、歩美、元太、光彦、園子の顔写真は映されたのになぜか蘭姐ちゃんだけ写真が公開されなかった。
管理人が調べた結果、原作者である青山剛昌のインタビュー記事によると、この作品のあの場面では元から蘭姉ちゃんの10年後の写真は見せる予定はなかったようだ。
ちなみにOVA「10年後の異邦人」では、コナンたちがそのまま成長した10年後の話を夢オチで描いている。「10年後の異邦人」でコナンは、灰原に誘われて新しく開発したAPTX4869の解毒剤を試すが、結局失敗作で姿は一時的に工藤新一に戻ったものの幻覚を見る。
その中では、蘭姉ちゃんの10年後も描かれているので、なぜ天国へのカウントダウンでは10年後の写真を公開しないのか?5chでも考察された。
通常のアニメ放送回の別の作品「高校生になったコナン」という放送回でも未来の蘭姐ちゃんの姿も描かれていたが、現在の姿とあまり変わっていなかった。作者もキャラを区別するために、 「頭に角をつけた」と説明していたので、「過去と未来の描き分け」をあまりしたくなかったのかもしれない。
基本的に原作者の青山剛昌は漫画家なので、アニメと漫画では問われる絵のスキルが違う。描くのはその作品のキーになるようなキャラクターの止め絵とか、アクションなど1カットで数十枚などの絵は動く絵としてのかっこよさとか求められるので、それはアニメーター側の仕事。
なので、蘭姉ちゃんの10年後を描くとしたら、原作の中で描きたかったのかもしれない。
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