■目次

・道頓堀川の飛び込み
・道頓堀川になぜ飛び込みするのか？
・道頓堀川の飛び込み死亡事件とは

道頓堀川の飛び込み

記事内容


プロ野球阪神は9月12日、甲子園球場で行われた巨人戦に1－0で勝利して9連勝。マジックを3に減らし、いよいよ「アレ」が目前に迫ってきた。そんな中、大阪・ミナミの道頓堀川周辺で、興奮したファンらが川に飛び込まないよう行政や警察が警戒感を強めている。



2003年の阪神優勝時には、当時20代の男性がダイブした際におぼれて死亡する事故も起きた。その後の05年の優勝、14年のクライマックスシリーズ突破時にも、飛び込む人が相次いだ。 大阪府警は周辺での警戒を強めるとしており、吉村洋文知事も12日に自身のX（旧ツイッター）で注意喚起。



「阪神がアレでもソノ日が来ても、道頓堀川には飛び込まないで下さい。危険です」「過去には死亡事案も発生してます」と警告。メディアに対しても、「中継で『今、飛び込みました！』とかはやめて下さい」と呼びかけた。


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道頓堀川になぜ飛び込みするのか？

阪神がリーグ優勝すると、道頓堀川になぜ飛び込みするのか？わからない人も多いだろう。



きっかけは、巨人ファンを公言する落語家の桂福若が「阪神が優勝したら、道頓堀に飛び込んだる！」と高らかに宣言。 しかし、結果として1985年に阪神が優勝した事で、賭けに負けた桂福若が有言実行の為に道頓堀に飛び込んだのが最初。



同じ年に、ケンタッキー道頓堀店に在った「カーネル・サンダース」の像も何者かに依って道頓堀に投げ込まれた。（ちなみに24年後の2009年にサンダースは無事引き上げらている）ほかにも一人の巨人ファンが「阪神が優勝したら罰ゲームで道頓堀に飛び込む」ということを友人の阪神ファンと口約束していたことで同じように飛び込んだり、それを見ていた人がその場の勢いで飛び込みする人が増えた。



それが阪神ファンの伝統芸に昇華された。
道頓堀川は生活排水などが大量に流れ込んでおり、水質浄化で以前より改善したといっても公衆便所の便器と同じくらいの汚染度は現在も続いている。 ヘドロなどいろんな堆積物もあるので飛び込むことはロープをしないでバンジージャンプをやるほど覚悟は必要。






この以降、度々道頓堀川に飛び込みする人が増えたが、飛び込んだ人の異臭などが問題視され、飲食店やホテルでは入室拒否の理由やタクシーでの乗車拒否の理由になった。





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道頓堀川の飛び込み死亡事件とは

道頓堀川の飛び込みする人は毎年のように存在し、過去には死亡事件が起きている。



死亡事件が起きたのは過去３件あり、阪神タイガースがリーグ優勝した2003年9月、2015年1月1日、2021年には道頓堀川の飛び込みした大学生が死亡している。



道頓堀川の飛び込み行為は、侵入禁止地域以外の海や河川で泳ぐ行為は犯罪ではないので罪には問えない。道頓堀川も大阪市が管理をしているが、泳いでもボートに乗っても法的には問題はない。



ただし、かなり汚いので、病気になっても溺れても怪我をしても全て自己責任。


さらに、道頓堀川では観光船が運行しているので、飛び込んで船や乗客に損傷を与えれば、過失業務妨害罪や過失傷害罪や過失器物損壊罪に問われる。さらに規制をしている警察官が止めた場合に無視をして飛び込めば軽犯罪法違反になるし、服が濡れるのが嫌で半裸や下着姿や全裸や水着になれば公然猥褻罪になる。





警察官の動員は、飛び込む人を守るためではない。
一定の集団が公共の道路上で公共の秩序を著しく乱すことにより、付近で暮らす人や、道路を通過しなくてはならない人に多大な迷惑をかけるため、危険な集団化するのを防止するのと、路上はみ出し不法占拠などを防止することが目的。




なので、警察は道頓堀川に飛び込みした人がいて、おぼれてもすぐに救助することはできない。



勢いやその場のノリで道頓堀川に飛び込みしてしまうのだろうが、自分の身の安全を最優先す考えるのであれば、馬鹿な行動は避けたほうが身のためだ。