池袋カンフー刃物男 (2)



8月24日、東京・池袋の交番前でカンフー刃物男が暴れる動画が5chで話題になっている。




このカンフー刃物男は、警察に発砲してもらいたかったようだが、警察の発砲により犯罪者(撃たれた時点では容疑者だが)が死亡する件数は年間に1件あるかないか。こんな状況で発砲するはずがない。



現時点で警察官の発砲(それも危害射撃を意図したもの)がほとんど起きてない以上、このカンフー刃物男の本当の動機が気になるところ。




今回は、池袋カンフー男の犯人について5ch情報をまとめてみた。



■目次

池袋カンフー男とは
カンフー刃物男の動機
カンフー刃物男は薬物使用?

池袋カンフー男とは




記事内容


24日朝、東京都内で撮影された映像。 数人の警察官が、刃物を持った男を取り囲んでいる。

銃刀法違反などの現行犯で逮捕されたのは、自称・無職の中原泰斗容疑者(43)。 警察官に対して刃物を振り回した理由は、身勝手なものだった。



中原容疑者「お願いします! 撃ってください!」 事件が起きたのは、まだ人通りもまばらな24日午前5時半ごろ。 現場は、東京・豊島区にある、池袋駅東口交番前。 池袋駅前の交番から10メートルほどの場所で、男が刃物を振り回したという。


警視庁によると、中原容疑者は交番前にいた女性警察官に、リュックサックを前に抱えた状態で近づいた。 そして「すみません」と声をかけると、リュックサックから包丁を取り出し、女性警察官の顔に突きつけたという。



動機について、「死にたかった。警察官に包丁を差し向ければ、拳銃でわたしを撃ち〇してくれると思ってやりました」と供述しているという。
警視庁は、さらにくわしい経緯を調べている。


FNNプライムオンライン




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カンフー刃物男の動機


池袋カンフー刃物男 (1)



日本の警察官が発砲するというのはどういう時かというと、銃を使わないとならないくらいに緊迫した状況、具体的にはすぐにでも相手の行動を止めないと警察官自身や第三者の生命が危ないと認められる十分な理由がある状況のみ。




間違っても「懲らしめ」のためのものではない。



今回のように、カンフー刃物男が刃物を持って暴れてるような人間の行動を即座に制止するためには、身体の中心軸に向かって、複数発を撃ち込む可能性はあった。その結果、犯人が死亡する確率は高くなる。



相手を死亡させないように致命傷となる箇所を避けて射撃する、なんてのは実現不可能な神業であり、そんなことを実行しなければならないなんてことを一般の警察官ができるわけがない。



しかし、撃たなければどうしようもないくらいに緊迫した状況でなければ、極力発砲しないのが日本の警察官。




基本的には犯人がどんな悪人であろうと、射殺するつもりで発砲すれば殺人罪に問われる。

結果として相手を射殺してしまったとしても、正当防衛で不起訴になるだろうが、特別な表彰をされることもない。残るのは、犯人を撃ってしまったという記憶だけ。




なので、カンフー刃物男が「死にたい、撃ってくれ」と要求しても、まともな警察官なら複数人で取り押さえることを優先するのは当然の結果と言える。







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カンフー刃物男は薬物使用?




池袋カンフー刃物男 (3)



日本の警察は、銃のみではなく、武器の使用については警察官職務執行法に定めがあり、「合理的に必要と判断される限度」「死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪を現に犯し、若しくは既に犯したと疑うに足りる充分な理由のある者がその者に対する警察官の職務の執行に対して抵抗し、若しくは逃亡しようとするとき」という制限がある。




従って、現行法上は、抵抗も逃亡もしない者を射殺することはできない。

このカンフー刃物男が本当に撃ってほしかったなら、警察官に切りつける行為をすれば、正当防衛で拳銃を使用していた。



動画を見る限り、刃物で威嚇するだけで、警察官を襲う気は全くないことがわかる。


なので、本当に動機は別にあるのではないだろうか?


こういった事件は、飲酒や麻薬等の酩酊状態・錯乱状態で傷害及び事件を起すケースは多い。
薬物でおかしくなると、幻覚を見るし、酒に酔うのとでは全然違う。 昔の刃物で暴れる犯人はそういう類な事件が多かった。



今の時代は麻薬、覚醒剤などを使用しても、そこまで狂ってしまう前にはたいてい捕まっているから、幻覚見て人を刺すなどに至るケースは少ない。今後の検査で動機もわかるだろうが、カンフー刃物男がまともな精神状態ではないことを考えると、薬物などほかに原因がある可能性は否定できないだろう。





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