カリオストロの城の実話ジブリではない (4)


5月5日放送、日本テレビ系・金曜ロードショー「ルパン三世 カリオストロの城」



ジブリ宮崎駿の長編映画初監督作品「ルパン三世 カリオストロの城」ノーカット放送。
ルパン三世の原作はモンキーパンチ氏であるが、カリオストロの城の内容を考えたのは宮崎駿監督。作品のストーリーからルパンのイメージ、絵コンテ、脚本を担当した。


もちろん「ルパン三世」の原作はモンキーパンチ氏だが、「カリオストロの城」に関しては、まったく口出ししていない。


そんなモンキーパンチは、カリオストロの城(宮崎駿監督)をみて、この作品でルパンはダメになってしまったという発言をしたという。



なぜ、カリオストロの城でルパンはダメになってしまったのか?5chによるジブリとカリオストロの城の関係についてまとめてみた。





■目次

カリオストロの城とは
カリオストロの城は実話?
カリオストロの城はジブリではない?

カリオストロの城とは


カリオストロの城の実話ジブリではない (2)



『ルパン三世 カリオストロの城』は、1979年に公開された日本のアニメ映画。
モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第2作で、宮崎駿の劇場映画初監督作品。 ヨーロッパの小国・カリオストロ公国を舞台に、指輪に秘められた宝と偽札の謎にルパン三世たちの活躍を描く。



参照wiki




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カリオストロの城は実話?

カリオストロの城の実話ジブリではない (1)


「ルパン三世 カリオストロの城」に登場するカリオストロの城のモデルになったのは、フランスのモン・サン=ミッシェル。



宮崎駿監督がモデルにしたと公言したわけではないが、カリオストロの城を製作する前に宮崎、大塚、山本らスタッフたちと、ヨーロッパに現地取材に行っている。



これは日本のアニメ界では、初の試みであったロケハンを行い、よりリアルな世界観をかもし出す事に成功した。ちなみに、宮崎監督はヨーロッパ文化や車に詳しかったこともあって、ロケハンを理由にした私的な旅行だったのかもしれないが、結果的には成功を収める。




また、カリオストロ公国はイタリア半島の中東部に位置するサンマリノ公国、はローマの北西部に位置するバチカン市国、世界で唯一、家名が国名になったリヒテンシュタイン公国をモデルとしているという説があり、ヨーロッパを旅して、そのエッセンスを外郭にイメージで肉付けしたのがカリオストロ城。



カリオストロの城の実話ジブリではない (3)



フランスで起きた王妃の首飾り事件に関わり、稀代の詐欺師をモーリス・ルブランが、「ルパン」シリーズの中で「カリオストロ伯爵夫人」のルパンの敵役の夫人の名に使い、さらに宮崎駿が「ルパン三世カリオストロの城」の中で敵役の名として使用した。



ちなみに公開当時の取材では、江戸川乱歩の「幽霊塔」をイメージしたと語っているので、宮崎駿がそれらをミックスし、作り上げた空想の世界。カリオストロの城は実話ではないが、実際にあった公国をモデルに作り上げたことは間違いない。





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カリオストロの城はジブリではない?



カリオストロの城の実話ジブリではない



カリオストロの城は映画公開時は、それほど評価されていなかったが、その後、海外でも公開され、特にフランスやイタリアなどのヨーロッパ諸国で非常に人気となった。




しかし、ルパンの原作者であるモンキーパンチは、カリオストロの城を評として「あれはルパンではない」と発言している。



正確には「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」の取材のときに 「僕とは違う『ルパン三世』を出した。僕の原作の場合は毒があって、女性に対する優しさはあるけれども、ああいう優しさはない。それに対して宮崎さんは宮崎さん流のルパンを出した」とカリオストロの城を評価している。




それは、カリオストロの城のルパンを否定しているわけではなく「あれは宮崎さんにしか出せないもの」と別の作品としてとらえているようだ。



宮崎駿は、ルパン三世の作品にかかわっているときからルパンのキャラクターに不満を持っていたようで、カリオストロの城のルパンキャラクターは旧ルパンの緑のジャケットで登場させ、宮崎駿のルパン三世を作り上げた。



その理由は、赤いジャケットを着ているルパンが登場するいわゆる『新・ルパン三世』と呼ばれる最終回で『さらば愛しきルパンよ』を演出した際、 それまでの『新・ルパン三世』に登場していた「ルパン・次元・五右衛門らは全員、本物ではなくニセモノだった」というオチをつけてしまった。


つまり、『新・ルパン三世』を全否定した形になってしまったので、もう「ルパン三世」の続編に関わることは 一生無い。



ちなみにカリオストロの城はジブリ設立以前の作品なので、カリオストロの城、ナウシカなどは明確にはジブリ作品ではなく、宮崎駿の作品。ただ、その後のジブリの要素が濃く入っている事から、ジブリの前身作品としては扱われ、ジブリコレクションの中に名を連ねることになった。




まとめると、カリオストロの城はジブリではないが、宮崎駿の作品であり、モンキーパンチも高く評価している。






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