
1月13日放送、日本テレビ系・金曜ロードショー「思い出のマーニー 」
アカデミー賞ノミネート作品「思い出のマーニー 」が今夜放送。
養子となった主人公・杏奈が、自身の喘息療養のため訪れた田舎町で繰り広げられる不思議なファンタジー。他人に心を開けない杏奈は、地元の子供たちと仲良くすることもどうしてもできない。
マーニーと名乗るその少女と出会う事で、心が解放されてゆく杏奈は、友達でいることは秘密だと約束をし、お互いの心の内を少しずつ打ち明け始める。マーニーと出会ってから杏奈の周りで起こる奇妙な出来事。マーニーとはいったい何者なのか?
今回は、思い出のマーニーの怖い都市伝説、杏奈の精神病説など5ch情報をまとめてみた。
■目次
・思い出のマーニーとは・思い出のマーニー 怖い都市伝説
・思い出のマーニー 怖い都市伝説で杏奈が精神病説
思い出のマーニーとは

『思い出のマーニー』は、イギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品。かたくなに心を閉ざした少女アンナが、海辺の村に住む少女マーニーとの交流を通じて心を開いていく様子が描かれる。
この小説の舞台は、イングランドのノーフォーク州にある海辺の村リトル・オーバートンであるが、この村は実在せず、同じくノーフォーク州にある海辺の村バーナム・オーヴァリーがモデルとなっている。
作者のジョーン・G・ロビンソンは生涯を通じてノーフォーク州との結びつきが強かったが、特に1950年からはバーナム・オーヴァリーとの結びつきが強くなり、ジョーンと家族は毎年夏をその地で過ごした。この小説の着想もジョーンがこの海辺の村で体験したことが元になっている。
参照wiki
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思い出のマーニー 怖い都市伝説

5chの思い出のマーニーの考察スレには、怖い都市伝説がある。
思い出のマーニーの「マーニー」は幽霊、夢、幻覚、それぞれきちんと全ての伏線が貼ってある。要するにマーニーは「どれもがあり得る」描き方をしているのだが、その中でも怖い都市伝説がある。
それは、思い出のマーニー中での「マーニーは、杏奈にしか見えていない」説。
原作はともかく、映画ではその辺りはぼかされているので、多様な解釈がされているのだが、マーニーは幽霊だったので、終盤に杏奈を残しマーニーが姿を消したのではないか?となると、なぜマーニーは「ほかの人たちに見えないのか?」謎が残る。
マーニーが「杏奈の思い出の中にしか存在しない」との解釈を前提にすれば、マーニーと共にサイロで雷雨に耐え、一緒に帰った人物は、「カズヒコ」という人物。
サイロにおけるマーニーの相手役は「カズヒコ」しか存在せず、マーニーが杏奈に対して「カズヒコありがとう」と呼び掛けるシーンで表現されている。
これは、サヤカが発見した日記の切り取り部分(サイロの場面)は「カズヒコばっかりね」というセリフが伏線になっていて、おそらくサイロでの出来事はマーニーにとっても特に印象深く、杏奈の枕もとで何回も語り聞かせたのかもしれない。
マーニーの夫である「カズヒコ」の名を杏奈の思い出の中でも、「サイロ」と「カズヒコ」は分かち難く結びつき、あのような描写にならざるを得なかった。
つまり、マーニーと杏奈が体験したすべてのものが「現実のものではない」ことを示すとともに、杏奈の空想、妄想からの作り物でもなく、マーニーの「思い出」であることをも暗示していることになる。
原作の「思い出のマーニー」は、基本的にファンタジー。
妖精が出てくる類のものではないが、とくにイギリスでは過去の人と交流する形のファンタジーが伝統的にある。
悩ましい心を抱いた杏奈が静養に行った先が、祖母(マーニー)が暮らした屋敷の近くだったのは運命という名の偶然。出会った時点の二人の境遇というか気持ちが似ていたというのが運命が動くきっかけになった。
杏奈がマーニーを許すことができたのは「置いて行かれた後、ふたたび会う事が出来たから」。そしてマーニーの「許して」と言う言葉を聞けたから、両親と祖母の死、そして養子先が役所からお金をもらっている事もどちらも「何故?」という杏奈の怒りと不信は一人で抱えるしかなかったので「許す」機会もなかった。
どこかで「許したい」という杏奈の願望がマーニーに引き合わせたのだが、そのマーニーが杏奈の中でしか存在しないということは、杏奈が精神病だったという解釈ができる。
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思い出のマーニー 怖い都市伝説で杏奈が精神病説
思い出のマーニーは、杏奈にしか見えない存在なので、杏奈が精神病を患っていた説が都市伝説として残っている。
祖母(マーニー)が亡くなった時、杏奈は5〜6歳だったので、杏奈が優しい祖母と暮らした回想シーンの映像は、そのまま杏奈の記憶であると思うが、杏奈はパニック障害のように「過呼吸」するシーンが映画の中でも描かれている。
パニック障害の重度なら幻覚を見る場合もありえるので、アニメの中では「喘息」と表現していたが「精神病による過呼吸の発作ではないか?」と5chで考察されている。
こういった心の病気は、ナイーブな心優しい人がなり易い。
精神医療に対する偏見がある日本ではギリギリの表現になっているが、杏奈は「親を恨んでいる」という点から統合失調症の可能性も考えられるし、境界性人格障害の可能性も考えられる。
なぜなら、統合失調症や境界性人格障害は「親子関係の悪さ」から発症する病気だから。
思い出のマーニーは、イギリスの小説だから「作者がどのように構成したいか」が全て。 なので、いくら分析したところで結局は、作者に判断してもらわないと明確な結論は出ない。
幽霊にせよ杏奈の妄想だったにせよ、全ては杏奈が心に負った傷を癒す為の過程のこと。なので、精神病だったという説はあり得るし、病気を治すための行為で極めて正常。
杏奈は精神病だった可能性はあるが、別に現実に嫌気が差して妄想の世界に逃げ出した訳ではなく、自分の心を見つめ直して現実に歩みだして行くという話だから、とくに問題はないのかもしれない。
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