
11月23日放送、TBS系列「ワールドミステリー」
韓国を震撼させたデジタル性犯罪「n番部屋事件」について特集。
「n番部屋事件」とは、韓国で起きた大規模なデジタル性犯罪事件。実際の被害者は30人程度ではあるが、加害者による過激な性的搾取の写真をアップされ、N番目の部屋の入会金100万ウォン(約13万円)と高額でありながら、26万人以上の会員を集めていた。
韓国は、苛烈な学歴競争社会であり、大学受験に成功して一流企業に入らなければ、あとは一生貧乏暮らしが確定してしまうような社会。
そのため韓国国内の多数を占める普通の人(貧困層)は、このN番目の部屋の閲覧者からはほぼ除外されるとなると、韓国で一流企業の会社員、政治家、俳優やアイドルの芸能人のほとんどが会員になっていた可能性が高い。
いったいn番部屋事件はどんな事件なのか?
今回は、n番部屋事件の概要や当時の2ちゃんねるについてまとめてみた。
■目次
・n番部屋事件とは・n番部屋事件でアイドルは誰?
・n番部屋事件の会員リスト公開
n番部屋事件とは

n番部屋事件は、韓国などで2018年後半から2020年3月までTelegram、Discordなどのメッセンジャーアプリ内で行われていた大規模なデジタル性犯罪
2020年2月14日、テレグラム性搾取対応共同対策委員会が発足した。
共同対策委が約60室を発見し、該当部屋の参加者を単純に取りまとめて参加者が26万人と推定された。そのうち1か所では2万人余りの参加者および平均オンライン人員1000人以上の大規模な活動が捉えられたと明らかにした。
2020年3月20日、テレグラム性搾取申告プロジェクトReSET(Reporting Sexual Exploitation in Telegram)の声明によると、"3月18日午後基準で、ディスコード内のデジタル性犯罪サーバーは112に達し、このサーバーを利用した加害者は、単純に推定すると30万人以上だった"とし、Resetは3月19日、100余りのサーバーデータベースとこれまで収集した記録をサイバー捜査隊に伝えたという。
2020年3月17日、警察は"博士"と推定される容疑者を共犯14人とともに検挙。
「博士」ことチョ・ジュビン(朝鮮語版、英語版)は、仁川(インチョン)のある工業専門大学を卒業し、学報社の記者として活動したという。日刊ベストストアの会員としても活動した情況があるが、確実なものではない。
参照wiki
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n番部屋事件でアイドルは誰?

n番部屋事件について簡単に説明すると、性犯罪をしている動画や写真をSNSのトークルームで共有していたというもの。
Twitterなどで「#N番部屋」と調べるともっとたくさんのことがわかるが、この事件の主犯者は逮捕されたのに、動画を閲覧した多くの人は何の処罰も受けていない状況で、それらの人の名前は一切公開されていない。
一部では、被害者の中にアイドルがいたとか、韓国の一流企業も関与していた可能性、韓国アイドルも会員だったなど、2ちゃんねるでは憶測が飛び交っている。
管理人も当時の2ちゃんねるのスレを見たが、n番部屋事件はアイドルだけではなく、俳優や政治家なども含まれていると噂されている。韓国ではいわゆるAVが法律で禁止されているということもあり、こういった性犯罪の事件が多く、過去には芸能人の中でチャットを利用した性犯罪事件も多々あった。
n番部屋事件の会員が26万人ということは、単純計算で韓国男性の100人に1人は利用しているということになるが、最近の韓国警察の発表によると、会員の約3万人程度が利用者だったらしい。 ということは、60個以上あるグループチャット内に、3万人の1人ひとりが複数のグループチャットに加入して、動画を共有していたと推定されている。
そうなると、富裕層だけが会員になっていたとは限らない。
警察に逮捕された「博士」と呼ばれる事件の中心人物は「Telegram (テレグラム) 」というアプリで、通称「モロネ」と呼ばれる匿名取引ができる仮想通貨ビットコインを利用して、身元をバレにくくする対策を予めして、会員数を増やしていった。
会員に芸能人や著名人がいたとしても現時点では調査中で、調査は難航している。
なので、被害者にアイドルがいたのか、会員にアイドルや政治家がいたのかすらわかっていない。
事件の厳罰処置についての署名、請願同意活動が国内外で250万人を超えている中で、世界中の女性たちが同意や拡散をしているのに、韓国の男性は気持ちが悪くなるほど、この事件に無関心なことが事件解決しない原因にもなっている。
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n番部屋事件の会員リスト公開

n番部屋事件の動画は現在、動画共有サービスなどで拡散されたものはインターネット上から消されている。
事件が韓国だけではなく、日本や欧米にも報じられたことにより、会員は退会して逃げようとする人が大勢いて、テレグラムの検索ランキングでも"退会"が1位になったほど。
しかし、これは日本も他人事ではない。
日本でも、もうこれは犯罪といっていいのではないか?というようなレベルの同じような酷い事をされている動画が普通に売買されている。見るに堪えない映像なのにそれを見てサイコパスなレビューをしてる人もいるので、知名度が日本ではまだまだないだけで、日本でも行われている。
なぜ、その会員リスト公開できないのか?というと、会員登録だけなら違法でもなく問題がないから。
例えば、YouTubeなども違法動画をアップロードされているが、サイト自体に違法性がある訳ではなく、権利者に無断でアップロードされてる物が違法なだけで、視聴することに関しては全く問題がない。
それが、違法な動画が見れると知って会員になったとしても、それは同じこと。
FC2動画の有料会員向け動画は、有料会員で違法動画を見れるし、保存も可能(FC2はサイト利用方針で「動画のローカルへの保存はこれを認めていません」と謳っているが)
そもそもYouTubeですら違法動画が大半な訳だから、違法とわかって会員になったとして、それを罰することは自分で自分の首を絞める事になる。
もちろん、有償著作物系を動画共有サービスなどで動画で見るという行為はよくない。著作権侵害の助長にもなるし (正確には著作権法違反(公衆送信権侵害・送信可能化権侵害・複製権侵害等またはそれらの幇助)や著作権法違反幇助罪に該当または抵触) 餌で欲に溺れたいいカモをおびき寄せ、マルウェアに感染させたり、犯罪・違法行為をさせることにもなりかねない。
まとめると、n番部屋事件の会員リストを公開するには、法改正をするしか方法がないのが現状だ。
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