矢沢永吉オーストラリア事件の犯人 (4)


7月19日放送、日本テレビ系「仰天ニュース」


矢沢永吉のオーストラリア事件「35億円詐欺事件」の真相と犯人のその後を特集。



矢沢永吉がオーストラリアで音楽スタジオ建設のため、35億円で買った土地。
しかし、実際は土地や建物は購入しておらず、総額35億の巨額な大金をもちにげされてしまった。


その借金の大半は、矢沢永吉自身が最初に銀行から融資を受けた31億円の原資から、借金相手も返済相手もその銀行たち。家財を持ってったのは、銀行もしくはその執行人。



矢沢永吉も31億円相当の土地は手放す事になり、自己破産も考えていたが、矢沢永吉が当時の税理士に相談した際、「あなたなら返せる」という意見を受け奮起して、自己破産しなかった。




今回は、矢沢永吉が被害にあったオーストラリア事件「35億円詐欺事件」が特集されるので、事件の概要についてまとめてみた。







■目次

矢沢永吉オーストラリア事件「35億円詐欺事件」とは
矢沢永吉オーストラリア事件の犯人のその後
矢沢永吉は別の事件でも詐欺を受けている

矢沢永吉オーストラリア事件「35億円詐欺事件」とは

矢沢永吉オーストラリア事件の犯人 (1)



矢沢永吉オーストラリア事件とは、1998年に事件が発覚した「35億円詐欺事件」。




矢沢永吉自身がオーストラリアのゴールドコーストに録音スタジオや音楽スクールなどが入る24階建てビルの建設を計画し、銀行から借り入れた31億円で土地を購入。更にプロジェクトの準備資金として約4億円を投じる。



ところが、プロジェクトを任せていた側近である現地法人の役員と矢沢永吉の個人事務所の経理責任者が結託し、矢沢永吉が購入した土地を無断で金融機関に担保に入れ、融資を受けていた。つまり土地を「横領」していた。




この二人のうち主犯とされている福里陽亘は、横領で得た資金で別件のリゾート開発事業に投資していたが、バブル崩壊の影響もあって失敗。土地は矢沢永吉の意思とは無関係に競売にかけられ、第三者に売却されてしまう。



犯人の二人・福里陽亘と河田博巳は、横領容疑で逮捕されたが、矢沢永吉の土地が戻ってくるわけもなく結局、投資した資金の大半がパーになり、矢沢永吉が一人で約34億円もの借金を背負うことになった。



参照wiki




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矢沢永吉オーストラリア事件の犯人のその後






矢沢永吉から35億円を詐欺した、この事件の犯人のその後はどうなったのか。


2003年3月13日に、オーストラリアのブリスベーン地方裁判所で主犯格だった福里陽亘は禁固10年の判決を受け、服役していたが、実際には3年半で出所している。また共犯者の河田博巳も禁固4年の判決を受けたが、実際は1年半で出てきたそうだ。




ちなみに河田博巳は英語が堪能であり、元はハワイでツアーコンダクターという仕事に就いていた人物だったので、現在もハワイに住んでいるようだ。



この2人は、騙したお金をラスベガスなどのカジノでほとんどのお金を使ってしまい、残りのお金の所在も不明。おそらく犯人2人を当時のオーストラリアの司法では、返済義務までは踏み込めなかった。



なので、土地も建設者も矢沢永吉自身の名前なので、借金の全責任は矢沢永吉にあるとされた。35億も詐欺にあったのに、合点がいかないが、こればかりは仕方の無い事なのかも知れない。



矢沢永吉自身、BOSSの7年間による収入もドラマでの収入も(BOSSのCMは1992年から、連続ドラマは1994年)この横領事件の前なので、返済はかなりきつかったはず。


このオーストラリア事件後、自己破産も考えていたようだが、当時の税理士に相談した際、「あなたなら返せる」という意見を受け奮起。


その後、CMに出たり(矢沢永吉のCM出演料は1億4千万円)日本で、毎年長者番付に顔を出すほど、メディアの仕事を精力的にこなし、 16年かけて返済している。








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矢沢永吉は別の事件でも詐欺を受けている



矢沢永吉オーストラリア事件の犯人 (2)


オーストラリア事件とは別の事件だが、1980年代にマネージャーが2億の詐欺を行っているが(イベンターから矢沢にばれないように多く金を取っていた)この事件は訴えることなく、「この業界から消えろ、俺の前に二度とそのツラ見せるな」とクビにしている。




管理人は矢沢永吉の著書「ONLY ONE ~touch up~」を読んだことがあるが、矢沢永吉という人物は、本当にピュアな人。


矢沢永吉ほど誤解されている人もいないほど、もともと真面目な人でロックの先駆者、チャック・ベリーやエリビス・プレスリーの流れからリーゼントという発想でデビューして、それが矢沢永吉の音楽も好きではない暴走族から、支持されるようになり「矢沢は不良の親分」みたいに言われるようになってしまった。



矢沢永吉の過去のインタビューなどみると、真面目、面白い、仕事に関していつも真剣というイメージしかない。



信頼していたマネージャーから2億円を騙し取られたりオーストラリアの詐欺でも、自己破産せずに「正当なやり方で全て返してみせる」といつも本気で走っていた。




不当な扱いを嫌い、自己の肖像権や著作権は自分のものであり、その事で業界ととことん戦い、若いアーチストに向けてメッセージを送ったのも彼の大きな功績と言える。




本当に曲がった事が嫌いな人で、そのピュアゆえに詐欺に合ったのかもしれない。でも音楽も含めそういう「男らしい」ところが、同性に支持されていると感じた。NHKの糸井氏との対談をYouTubeでも見ても感じたが、やっぱりこの矢沢永吉は凄い生い立ちから、強く真っ直ぐ生きてきた芯のある男なのだろう。







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