共通テストカンニング


2022年1月に行われた大学入学共通テストで、カンニングが行われたことが報じられ、5chで話題になっている。





カンニングは、処罰する罪名はない。
ただ、試験の不正行為であることは確かで、これが発覚した受験生の成績はゼロ査定、不正行為は「受験無効処分」なので、0点すらつかない。つまり不合格扱いされるだけということ。



だが、5chではカンニングした人物の特定作業が行われている。



今回は、共通テスト2022でカンニングした女性の特定情報をまとめてみた。



■目次

共通テスト2022カンニングとは
共通テスト2022でカンニングした特定情報
共通テストのカンニングは犯罪ではない

共通テスト2022カンニングとは


共通テストカンニング


記事内容


今月15日に実施された大学入学共通テストの世界史Bの問題が、試験時間中に流出していた疑いがあることがわかった。問題を写した画像を受け取った複数の大学生が、送信者へSNSで解答を送り返しており、大学入試センターは不正行為が行われた可能性があるとみて警視庁に相談している。



大学入学共通テストの「世界史B」の問題用紙を写したとみられる画像。画像の上にある「11:06」は学生がこの画像を受け取った時間(東大生提供)問題を受け取った大学生によると、画像は15日午前9時半から午前11時40分にかけて行われた「地理歴史・公民」の試験時間中に送られてきた。



東京大の男子学生(19)は午前11時6分、インターネット通話アプリ「スカイプ」を通じて、世界史Bの問題用紙が写った画像計20枚を受け取った。学生は送られてきた19問中14問を解き、午前11時28分と同39分の2回にわけて返信。東大の別の男子学生(21)は同8分に計10枚の画像を受け取り、同26分までに解答を送り返した。



この2人の学生が受け取った画像は、共通テストの問題と一致していた。



読売新聞の取材に対し、この2人の学生は「問題を解き、解答を送った時は共通テストの問題だとは思わなかった」と話した。不審に思った学生はその後、大学入試センターに届け出た。



2人に画像を送ったのは、「高校2年」の「女子生徒」を名乗る人物で、この学生2人が登録する東京都内の家庭教師紹介サイトの利用者だった。この人物は、難関私大の受験対策を希望するなどと生徒情報欄に記載していた。




女子生徒を名乗る人物は昨年12月、紹介サイトを通じて家庭教師を募集。学生2人が応じたところ、「家庭教師としての実力を測りたい」として、共通テスト当日の1月15日にこの2人に問題の画像をスカイプで送り、解答の送信を依頼してきた。試験後、この人物とは連絡が取れなくなったという。


東大生からの情報提供を受けたセンターでは警察に相談しており、「事実関係を確認している」としている。


共通テストの問題はスマホなどでの撮影が禁じられている。問題冊子は、試験終了後に持ち帰れるが、試験中は途中退席でも持ち出せない。



読売新聞





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共通テスト2022でカンニングした特定情報





共通テストカンニング (2)

5chでは、SNSで女性のコートの一部が映っていたことから、カンニングしたのは女性の受験生。




5chで、このコートの所有者の特定作業が行われている。

ちなみに、SNSを使ってカンニングした場合、SNSの運営に警察が開示させて調べたらすぐ特定できるので、犯人の特定は可能。ただ、犯人の名前の公表などはしないだろう。




今回、共通テストで行われたカンニングの内容はかなり卑劣で「世界史Bの問題用紙が写った画像計20枚」という大規模で計画的な「犯行」。かつてここまで大胆なカンニング行為は前代未聞。なので、大学側も事件を大きく見たのだろう。





ただ、共通テストは、その場で指摘を受けなければ「カンニング」の認定はない。
ちなみに、2011年に起きた京都大学の入試でのカンニングの件では「保護」扱い。非行事実を認めた上で謝罪文を提出するなど「深く反省している」とお咎めなし。




一般市民から見て日本の刑法は「他の人に悪いことをするなと言う見せしめ」の側面と「悪いことをした人を更生させる」と言う2つの側面がある。確かにカンニングは悪いことだが、犯罪と比べると軽いと言わざる負えない。なので、未成年ということも加味して処分は軽くなる。


だが、カンニングという事実は一生消えず、周囲の人間にはそういった色眼鏡で見られて生きていかないといけない。





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共通テストのカンニングは犯罪ではない


共通テストカンニング (1)




今回、共通テストでカンニングした女性は、偽計業務妨害罪に問われる可能性がある。

なお、IPアドレスからは、即座に個人情報を特定する情報を得ることはできないが、そのIPアドレスを付与されたプロバイダに発信者情報開示請求を行うという手続きが必要になる。したがって、刑事事件として扱わないと犯人の特定ができないので、偽計業務妨害罪の容疑で捜査している。





しかし、偽計業務妨害罪自体は軽微な犯罪なので、よっぽどの被害がない限りいきなり実刑となる事はない。



また、今回の犯人は未成年。
校内の定期テスト等では、学校側も学内から犯罪者を出したくないだろうし、未成年の場合は逮捕されても処遇を検討するのは家庭裁判所。反省していれば不処分(審判しない)「訴追はしない」という可能性が高い。



今回の捜査については、恐らくは早めに警察は特定できるはず。
犯罪に使われたのはスカイプだけでなく、そもそも家庭教師登録サイトが舞台なので、ログが2つもあるし、IPアドレスから個人を特定するのは警察なら難しくない。




家庭教師登録サイトがアクセスログを提供し、IPアドレスが特定できれば、そのIPはほぼ間違いなく携帯キャリアが特定できる。また、その携帯キャリアにIPアドレスから契約者を辿れる。ここで、親や家族構成までわかってしまうので特定に時間はかからない。



5chでは特定作業が行われ、SNSから何人か特定できているようだが、管理人個人としては未成年者だし、そこまでする必要もなく、不合格にすればいい話。



たしかにカンニングは、受験者の公平を害しているので、そのための対策をとらなければならない。そこで試験の運営上支障が出るおそれがあり、業務妨害にあたると言えるだろうが、被害者の大学側が外形的に業務妨害が現実に生じているか?と言われると意見は割れる。





大学側がこのような手段に出たのは、「犯人を処罰してやろう」というより、「カンニングしたら刑事手段にも出るぞ」という他の受験生にも見せしめ。そして、IPアドレス等の調査は警察を使わなければスムーズにできないので、このような意図があったはず。



一般人の社会通年上、偽計業務妨害にあてはまる要件として、人の生命身体に多大な侵害を与えたのなら逮捕もありえるが、カンニングだけでの逮捕、特定もやりすぎである。これが許されたら、カンニングした人全員国家権力が介入して逮捕、特定でネットにさらされてしまう。




何度も言うが、カンニングはそもそも犯罪ではない。
カンニングした彼女も、他の受験生同様それなりに努力していたはず。しかし、はやく答えが出るSNSの魅力にはまってしまった。結局、ただのカンニング。カンニングは道徳上、倫理上悪いとされているだけだということを理解しないといけない。




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