1月11日に週刊文春が報じた宝塚歌劇団「宙組」のトップスター真風涼帆がトップ娘役の星風まどかに対してのパワハラ、いじめ問題について、事実ではない可能性が報じられ、5chで話題になっている。
真風涼帆は、宝塚劇団を代表するトップスター。
たとえパワハラが真実であっても、真風涼帆は退団が決まっているし、星風まどかは現在トップ娘になった今、正直2年も前の騒動を蒸し返されることの方が迷惑。なんでいまごろ文春が記事にしたのか?不思議でならない。
記事をストックしてただけかもしれないが、いま不仲問題を報じる理由は何も無い。
本当に文春の真風涼帆が星風まどかをいじめていた報道は事実なのか?
今回は、5chの真風涼帆と星風まどかの関係についてまとめてみた。
■目次
・真風涼帆の文春・真風涼帆と星風まどかの仲
・真風涼帆のパワハラ文春記事は虚偽?
真風涼帆の文春
記事内容
「真風の同期はあの記事に首をかしげています」
というのは、元宝塚歌劇団関係者。「あの記事」とは『週刊文春』2023年1月19日号の「宝塚娘役を追い詰めたトップ<真風涼帆>の陰湿イジメ」というスクープだ。
記事を読んだ宝塚ファンのショックは大きく、SNSは「こんなひどい記事を書くなんて」「記事を書かれた本人たちが傷ついているはず」「事実と異なるのでは」などさまざまな声があがった。
記事の概要は、劇団関係者や団員の証言として、2017年から宙(そら)組のトップスターである真風涼帆が、当時相手役だったトップ娘役・星風まどか(現花組トップ)に陰湿なイジメを行っていたというもの。
記事では「真風は感情の起伏が激しく、まるで“王様”のように振る舞う」「トップの真風がやめないため2番手、3番手がなかなかトップになれずに確執が生じている」「真風が『デブだからこの人(星風)はリフトできない』と大勢の前で言い放った」「真風の罵倒を星風が録音して劇団に訴えた」といったトップスターや組長によるいじめの内容が続く。 元タカラジェンヌも「報道はちょっと信じがたい」 ということはやはり記事は本当なのか。
中略
どこからが教育で、どこからパワハラかの解釈は人それぞれだが、真風さんを知る人も信じられないという。いったいどういうことなのか。前出の元タカラジェンヌBさんはこう続けた。
「宝塚歌劇団は、年長者が後輩のサポートし、面倒を見て育てます。だから後輩は年長者に対して憧れや尊敬を抱くし、同じ気持ちで下の子に技術を伝えていきます。そうやって宝塚イズムやスキルが受け継がれていくんです。とても素敵な文化だと思います。トップスターを5年も続けるって、なかなかできることではありません。技術を保ち、人気を落とさずに活躍しているからトップスターを続けられるのではないでしょうか。
メジャーリーグで活躍するプロ選手と同じです。プロ選手もタカラジェンヌになるにも努力と鍛錬が必要ですが、トップになるには、誰もできない努力をしなければたどり着けません。私は外部の人間ですから、詳しい状況は分かりません。もしかしたら、真風さんが自分の尺度で伝えたことが、普通の人には厳しく聞こえ、それが報道につながったのかなとは思います」
昨年末にも、宝塚歌劇団の演出家が新人の団員にセクハラを行っていたと文春が報じている。今回の記事はそれに続くもので、「宝塚に蔓延するハラスメント気質」を印象づける。歌劇団はセクハラ報道については「宝塚歌劇団に関する一部報道について」(2022年12月28日)で一部事実を認めたが、今回の記事に関しては「事実と異なる内容」(2023年1月10日)と完全に否定した。
女子SPA
▲目次にもどる
真風涼帆と星風まどかの仲
真風涼帆と星風まどかは以前から5chで不仲が噂になっていた。
星風まどかは娘役でトップ娘になった生え抜きであり、他の組にはいない存在感があった。真風涼帆のいる宙組としては、生え抜きトップ娘役を出したかったが、真風涼帆が絶大な人気があったにも関わらず娘役には恵まれず、舞台としての評価はあまり高くはなかったようだ。
そんなある日のトークショーで、娘役の夢白あやのお茶飲み会に参加した人が、様々な男役から、チヤホヤされているという内容の話を5chにしていた。真風涼帆はこの夢白あやのトークをとても気に入っていたそうで、みんなから夢白あやが可愛がわれて「まどかちゃんがかわいそう」と発言したそうだ。
そのトークを聞いていた人も「なぜまどかがかわいそうなのか?」と違和感を感じたらしく、二人は不仲なのでは?という噂が広まった。
しかし、これだけで二人が不仲とは決められないし、真風涼帆はすでに退団が決まっている。また、星風まどかは娘役で現在の宝塚でトップ娘でしかも、いじめがあったとされる出来事は2年も前のことなので、なぜいまこの記事が出たのか?二人にとってデメリットしかない。
話題作りとしても、あまりにも記事の内容がひどいし、本人が「涙ながらに否定!」とかして、別メディアに取り上げられるような行動すらしていない。
今回の騒動は、例えば「宝塚 いじめ」など、一般の方が取り上げそうなワードでTwitter検索をしてみればわかるが、この件に言及しているのはほぼファンしかいない。
つまり、一般人には興味がなく、ほぼ届いていない。
わかりやすい物証や本人告白でもない記事に対しては、世間の反応はそんなもの。その対象がトップスターな分だけ、まだ事実っぽい感じの何かがあれば別だが、否定も肯定もすることで騒動が大きくなってしまう。
つまりは宝塚歌劇団が事実無根を主張して、週刊文春を訴えるとなると、真風や星風を矢面に立たせる事になるので、難しいことをわかっての記事。それでも、出来れば宝塚のファンに向かって、真風や星風のコメントが出れば、事実関係も見えてくるのだが、これ以上は憶測でしかわからない。
▲目次にもどる
真風涼帆のパワハラ文春記事は虚偽?
ネットでは文春が報じると、真実のように思っている人が多いが、実際問題として文春の記事は、真実のものもあればガセも多い。
虚実入り交じっているので、その内容を信じるにせよ疑うにせよ騙されやすい。従って先入観を持たずにフラットな気持ちで記事を読むことが重要になる。
一方向に偏った色眼鏡な見方をすると、真実を見誤ってしまう。これは今回の真風涼帆の記事に限らず、政治家や大企業のスキャンダルなど文春の他の記事(もっと言えば文春以外の週刊誌やテレビ、新聞、ネットも含めた全てのメディアが発信するニュース、記事)にも言えること。
特に文春は、アイドル関係(その中でもAKBグループや坂道グループ関連の記事に限って言えば)過去に多くの飛ばし記事や事実誤認の記事があった。
たとえば、AKBの篠田麻里子は「運営会社社長の喜び組」の記事については、運営会社に名誉毀損で訴えられ、「記事の内容のほとんどは真実ではなく、真実と信じる理由もない」として文春に165万円の支払いを命じる判決が一審の東京地裁で下されている。
文春は控訴したが、二審の東京高裁も一審判決を支持して文春側の控訴は棄却され、文春による記事の捏造と名誉毀損の事実が確定した。またNGT事件に関する報道で文春は、「山口真帆さんを襲った暴行犯とつながりがある」とされたNGT48の一部のメンバーを「◯◯はシロ」などと不自然に擁護し、その後も山口真帆さんを中傷するAKS社長の言い分を一方的にたれ流すなどの報道を続けた。
文春は坂道グループについても、4年前に元乃木坂46メンバーの橋本奈々未さんがソニーミュージック幹部の愛人であるかのような記事を掲載して、橋本本人から「隠さなければいけないような事実はない。当時ストーカーの被害にあっていたので会社の方には家まで送り届けてもらっただけ。後ろめたいことは何もない」と公式サイトで反論され、後に文春は記事の見出しについて広告から削除する事態に追い込まれた。
さらに、その1年後、文春は乃木坂46(当時)の西野七瀬と日本テレビ系列番組ディレクターとの熱愛疑惑を報じたものの、2人のツーショットや密会現場の写真など具体的な証拠は一切示されず、続報による具体的な進展もなかったため、世間やファンの大方の評価は文春のガセネタ、飛ばし記事という見方がされている。
このように文春は、事実に反する飛ばし記事や捏造記事を過去に幾度となく書いてきたが、その一方で真実、または真実に限りなく近いと思われる記事を文春が書いてきたことも事実。
では、真風涼帆の記事はどうなのか?ということだが、結論から言うと、管理人個人的にはガセの可能性よりも本当の可能性の方が高いとは思う。
その理由は行動、状況などが克明に記されていて記事のディテール部分が非常に細かく、ガセにしては妙にリアリティーを感じた。しかし、決定的な証拠がないので、おそらくその状況を見ていた第三者の証言のままを記事にしているだけ。
もちろん真風涼帆本人がまだ何のコメントも出していない以上、現時点で記事が100%真実だと断定するのは早すぎるし、文春は写真という既成事実を盾に平気で記事内に嘘を混ぜたりすることもあるので、土下座などの部分はあまり鵜呑みにしない方が賢明だ。
スポンサーサイト
コメント