
1月17日、TikTokで謎のおばさん集団が「大大大大大出世」と合唱する動画が5chで話題になっている。
滝沢ガレソ氏のTwitterでも取り上げられたこのおばさん集団は、マルチと宗教の融合体のような集団。
マルチ商法は、違法な商品を売りつけると詐欺になるけど、この謎の集団は詐欺にならない巧妙な手口を行い、会員を増やしているようだ。
今回は、大大大大大出世と唱えるTikTok謎のおばさん集団について、まとめてみた。
■目次
・大大大大大出世とTikTokで謎のおばさん集団とは・大大大大大出世のおばさん集団は詐欺被害者?
・大大大大大出世のおばさん集団の解決方法
大大大大大出世とTikTokで謎のおばさん集団とは
1月17日、TikTokで「大大大大大出世」と合唱する謎のおばさん集団がバズった。
滝沢ガレソ氏によると、この集団は「エリコエフダイヤ会」という「スピリチュアル」を利用し「マルチ商法」で会員を増やしているという。

この集団をボス的存在の人物は片山エリコという女性で、インスタで「身体に神を宿している」と自称し、「私にお布施すれば幸せになれる」など、詐欺まがいな行為でお布施を集めているようだ。
『大大大大大出世!!!』
— 滝沢ガレソ🪚 (@takigare3) January 17, 2023
出世欲がほとばしる謎のオバサン集団、TikTokで見つかるhttps://t.co/uvPJPaLinY pic.twitter.com/m4liD6QvWk
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大大大大大出世のおばさん集団は詐欺被害者?

日本でいうマルチ商法とは、連鎖販売取引法という法律の下に運営される会社またはビジネス。
簡単に言うと、何か商品を買ったりサービスを利用したりするときに「友達に紹介していただくと、xxx円キャッシュバックされます」と言ったサービスのことをマルチ商法と呼んでいる。
なので、連鎖販売取引というのは、多段階報酬システムなので、それにひと手間加えて、「友達に紹介していただくと、いくらキャッシュバックされます。更に、その友達が友達を紹介していただくと、更にキャッシュバックされます。」というのが、多段階報酬であり、一回の紹介で2回以上収入が入るので、複数人数が得をするシステム。
日本では、マルチ商法は悪いイメージがある理由は「サービスを紹介したいからサービスを紹介する」のではなく、「この報酬が欲しいがために、無理やり誰かに紹介しよう」とするから問題となっている。
しかし、連鎖販売取引法は違法ではない。
大大大大大出世のおばさん集団が問題なのは、「エリコエフダイヤ会」のボス的存在の人物は片山エリコという女性を信じていること。
宗教は本気で「幸せになりたい」と思い、得を積むため、自分のために知人・友人を勧誘し、お布施を払って幸せになった気分でいる。 マルチ商法などの勧誘はさらに「友達を金だと思っている」と思われてしまうわけで、利用される感じがまた不愉快。
つまり、大大大大大出世のおばさん集団は「宗教を信じてしまっている信者」であり、ある意味被害者である。
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大大大大大出世のおばさん集団の解決方法
マルチ商法は、法律で規制されているので、その法律外のことをすれば犯罪なのだが、宗教に関しては違法ではない。
例えば、宗教法人の届出を出していなかったとしても、教義、信者、礼拝所(自己所有じゃないとダメ。抵当権が付いてても不可)が存在し(証明できるものが必要)、だいたい数年間の活動実績(これも証明できないとダメ)があれば、「法人」として「認証」できる。原則、2都道府県以上にまたがる場合は文化庁、そうでないと都道府県が管轄している。
そしてお布施は、基本的に贈与となる。
寄附とか喜捨とも呼ばれているが、貰う側が払い、「宗教、慈善、学術その他公益を目的とする事業を行う者が取得した財産で、その公益を目的とする事業に使われることが確実なもの」には贈与税がかからないと国税庁のホームページにも銘記されている。
そもそもお布施は「とる」ものでなく、「あげる」、「渡す」もの。
「とる」ものとしたら、何らかのサービス提供や商品購入の「対価」に相当しないといけないし、勝手に対価を受け取ったらドロボウや窃盗。
結論として、宗教法人の届出がなくても、お布施を取ることはまったく無関係なので、犯罪にはならない。
要するに、信教の自由が保障されているうえにおいて、宗教行為を行ってお布施を得る分には違法と取るのは難しい。仮に、あげただけ(贈与)と、しても小額であれば税金はかからないし、その行為において、営利目的であるかどうかを確認することは困難。
管理人個人としては、大大大大大出世というおばさん集団を助けたいのなら、宗教で違法を訴えるよりも、迷惑行為で違法を叫んだ方が解決する可能性が高いだろう。
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